昨日、今日と、ダイレクトマーケティング・ワークショップ(DMW)の
全国合同研修会に参加してきた。
DMWは、1984年に米国のダイレクトマーケティング視察をきっかけに発足した、
ダイレクトマーケティングにかかわる草の根的な勉強会。
東京のほか名古屋・大阪・九州の計4箇所にあり、
普段はそれぞれが個別に活動しているのだが、
年に1回、全国のDMWが一堂に会して合同研修会を開催している。
全国合同研修会の幹事は、全国4箇所のDMWが持ち回りで担っているのだが、
今年の幹事はDMW九州。これまでは福岡で行うことが多かったのだが、
今回はなんと北九州市門司区。九州DMW会員の中にもはじめて訪れるという方が多い中、
私自身はもちろんはじめて北九州空港に降り立ち、そして門司を訪れた。
今年の全国合同研修会のテーマは、「温故知新」。
初日は、明治・大正時代、国際貿易港として栄えた当時から残る古きよき街並みと、
現代の都市機能が融合した観光地「門司港レトロ」地区内の施設で、
DMW九州の会員が用意してくれた以下の2つの講演を受講。
①「ドラッカーのマーケティング思考法
真のマーケティングは顧客からスタートする」
藤屋マネジメント研究所 藤屋伸ニ氏
②「売れた! 売れた! 『お客様の声』で売れました!」
じじや社長<門司港のバナナマン> 秋武政道氏
講演終了後は、三井倶楽部での一次会でふぐコースに舌鼓を打ち、
さらに、ホテル近辺のカラオケルームで計4室を使って二次会を開催。
私はそんなに遅く(早く?)ならないうちに退散したが、
4時ごろまで飲んでいる人がいるのは毎年のことだ。
翌日の今日は、朝、いったん解散した上で、
希望者のみは下関へのオプショナルツアーに参加。
あいにくの雨で、展望台からの景色が見えないのは残念だったが、
昼食前に訪れた唐戸市場はなかなかだった。
唐戸市場では、早朝のプロ向けの販売が終わったあと、
観光客向けに握り寿司や魚介類の焼き物・揚げ物などを低料金で販売しており、
中には、「のどぐろ」のお寿司や鯨の唐揚げなど、
東京ではなかなかお目にかかれないものも。
昼食は港付近のレストランで、食べ放題&飲み放題。
門司の名物だという「焼きカレー」なるものもしっかり味わって帰路に着いた。
DMW全国合同研修会は、セミナーなどの出し物や、
各地の料理・お酒もさることながら、
全国のダイレクトマーケティング仲間との、
ビジネスを超えたコミュニケーションが最大の魅力。
各地区のDMWの活動状況や各自の近況などをやりとりする中で、
それぞれのダイレクトマーケティングにかける熱い思いが交差し、
それがお互いの元気へとつながっていく。
そんなことをはじめて26年。
DMW東京は最近、ややメンバーも減少傾向だが、
先輩たちが残してくれたこの素晴らしい遺産を
何とか後の世代に伝えていきたいものだ。
DMW全国合同研修会
2010年10月24日