DMW全国合同研修会

2005年10月23日

昨日、今日と、以前にもこブログでご紹介したことがある、
ダイレクトマーケティングに関する勉強会、
ダイレクトマーケティング・ワークショップ(DMW)の
全国合同研修会が開催された。
この勉強会は、今を去る21年前に米国ダイレクトマーケティング視察を
きっかけに発足したもの。東京のほか、名古屋、大阪、九州の
4ヵ所にあり、基本的には地区ごとに運営されているものの、
年に1回、全国のダイレクトマーケティング仲間が集まって、
全国合同研修会を開催している。
毎年、各地区が持ち回りで幹事を担っているのだが、
今回の幹事は東京。私は東京の事務局を担っているので、
全国からの60余名のお客様をもてなす側に立った。
研修会の会場は、以前にこのブログに写真をアップしたパシフィコ横浜。
カリキュラムは、ソフトバンクBBの江口さんによる記念講演、
「ネットショッピングを取り巻く5つの潮流」と、
全国のDMWの代表者による活動報告の2つ。
5つの潮流とは、ショッピング・モール、
モバイル、ブログ、検索、オークションのこと。
創世記から進化期、成長期、躍進期という流れに沿って、
各々のネットビジネスの歴史、現状、国別比較などを
データを交えてご紹介いただいた。
講師によると、2006年は本格的なユビキタス時代が到来する年とのこと。
それもさることながら、Windows 95の発売から10年を経て、
インターネットも歴史が語られる時代になったな~と痛感した。
終了後は、パーティ、二次会を経て、ぼろぼろに酔っ払って就寝。
2日目の今日は、自由参加の3つのオプショナルツアーで
全国の会員をもてなし、中華街で薬膳料理を食べて、
またまたビールやら紹興酒やらをしこたま飲んで、
いま、帰ってきたところ。私は、現代アートの展示会、
横浜トリエンナーレに行ってきたが、なかなか面白かった。
私が面白いなと思った作品は、MILLION MAMAというもの。
7つぐらいの電話ボックスが放射状に並んでおり、受話器をとると、
色々なお母さんの子供に向けたメッセージが聞こえるというもの。
途中で受話器を置くと、電話のベルが鳴り、
また別のお母さんの声が聞こえてくる。
メッセージは、たとえば「太郎。いつもメールばかりだから、
たまには声が聞きたいと思って電話したの・・・・」といった具合で、
さながら本物の母親の声を聞いているかのようだ。
ちなみに、横浜トリエンナーレ会期中、
さらに音声参加者を募集しているという。
こういうのもインタラクティブ・アートと言うのだろうか?
月刊「アイ・エム・プレス」の表紙の絵を描いていただいている
おじゃら・りかさんも合同研修会に参加されたのだが、
おじゃらさんによると、現代アートは、
観客(?)を「えーっ?」と思わせたら成功とのこと。
えーっと思った観客は、そのことを友人・知人に広めたくなるので、
口コミで噂が広がっていくのだと言う。
ほら、私もこうして書いているでしょう?