月刊「アイ・エム・プレス」が主宰する“お客様との関係づくりを語る会”
「I.M.press Live!」は、昨日、無事終了した。
以前にこのブログでもご紹介したように、今回のゲストスピーカーは、
久米繊維工業㈱代表取締役の久米信行さん。
テーマは、「ブランディングに寄与するCSR展開の秘訣
SEO(検索エンジン最適化)からSMO(ソーシャルメディア最適化)へ」。
まず最初に1時間強、久米さんにテーマに基づくお話をしていただいた後、
残りの30分で会場からの質疑を交えてディスカッションを構成した。
久米さんのお話は、以下の6つのメッセージで構成。
1.ソーシャルメディア時代の存在感は検索エンジンの定点観測でチェック
2.ソーシャルメディア時代はすなわちパーソナル・ブランディング時代
3.ソーシャルメディア時代はオンリー1企業が語る時代
4.ソーシャルメディア時代は全社でブログ発信
5.ソーシャルメディア時代は社会性(CSR)が問われる
6.ソーシャルメディア時代はメディアプロバイダーと連携
計60枚にも上るパワーポイントの最後は、以下の情報伝達力の公式。
情報伝達力=
(情報自体の価値×発信者の魅力×お付き合いの深さ)
÷
(わがままな心×情報を隠したい気持ち)
そして情報自体の価値とは“ここにしかない”情報であり、
そのためには情報の一次発信者であるべきとのお話が印象に残った。
これはブログで言えば、どこぞからニュースなどを単にコピペするのではなく、
それをいったん自分の腑に落とし、自分自身の視点で語ることが重要であり、
そこにブロガーの知識やパーソナリティ、ブログ閲覧者との関係の深さが加わって、
情報伝達力が高まるということ。そうすることではじめて、
2.のパーソナルブランディングが実現すると言えるだろう。
この公式は何もブログに限ったことではなく、世の出版物でも同様だ。
弊誌に例えるならば、独自取材や独自調査を行うこと、
その結果を独自視点に基づき書き起こすことが重要であり、
そこには書き手の知識やパーソナリティ(=発信者の魅力)、
読者の皆様とのリレーションシップ(お付き合いの深さ)が重要。
そしてそのことにより、弊誌のブランド力が高まるということだと思う。
弊誌の場合は、ブログのような個人プレーではなく、
チームプレーに基づく共同作業であること、
お客様から購読料を頂戴していることなどから、
提供する情報が一定の約束事に則っていることが前提となるが、
その本質は変わらないように思った。
ライブ終了後は、恒例の名刺交換会を開催。
受講者はブログに関する書籍の著者や、ブログ読み比べリンク集の主催者など、
この世界のいわばプロフェッショナルも多く、閉会時間ぎりぎりまで、
ビール片手に活発な意見交換が繰り広げられた。
久米さん、どうもありがとうございました!
そして今後とも、よろしくお願いいたします。
8月のライブ速報
2007年8月31日