5月のライブ

2006年5月26日

昨日は、弊誌主催のお客さまとの関係づくりを考える会、
I.M.press Live!(ライブ)だった。
ライブとは、月刊「アイ・エム・プレス」の読者を対象とした、
隔月開催の読者参加型イベント。
毎回、弊誌にゆかりのあるゲストスピーカー
をお迎えして、私が公開インタビューにチャレンジしている。
気がつけばライブも18回目。
・・・ってことは、もう3年間もこんなことをやっているのか。
さて、昨日のライブは㈱アイスタイル・マーケティングソリューションズ
代表取締役の菅原さんをゲストスピーカーにお迎えし、
「ネットが拡げる新しいマーケティングの可能性
@cosmeのコンセプトと活用事例」をテーマに開催。
いつもより若干参加者が少なめだったが、
ライブ→懇親会→二次会と続く流れはいつもの通り。
昨日のライブでは、アイスタイルの立ち上げ時から関与しつつも、
コンサルティング会社勤務などを経て現職に就いたという
菅原さんの自己紹介に続き、親会社である㈱アイスタイルが運営する
化粧品の口コミ情報サイト「@コスメ」を中心に、
グループのビジネスの概要を30分ぐらいご紹介いただいたところで、
第一回目の参加者からの質問タイム。
続いて、同グループが他社に先駆けて確立した、
インターネットによる口コミマーケティングの留意点についてお伺いした。
菅原さんが強調されていたのは、口コミデータベースの作り方。
同一商品についての口コミを1人1回に制限するなど
書き込みのルール決めや、
書き込まれた情報の丹念なチェック体制と
ルール違反者への対応方法など、
インセンティブを使わずに、いかに「正しい情報」を収集するかを
徹底的に追求されているという。
ちなみに、「@コスメ」のサイト訪問者は150万人/月、
登録会員数は70万人/月、このうち書き込みをするのは約30万人。
アンケートによると、「@コスメ」の書き込みにより
化粧品の購入に至った人がかなりの確率に上っているという。
また、グループのビジネスモデルは、売上高ベースで、
広告が70%、別サイトでの化粧品ECが10%、
アイスタイルマーケティングソリューションズが担う
リサーチ&コンサル(小売支援など)が10%を占めているとのこと。
今後は、化粧品分野でのメーカーや小売業への支援を拡充すると同時に、
化粧品以外の分野のWebマーケティング支援業務にも乗り出す意向。
いわば化粧品という「テーマ」をさらに深耕すると同時に、
インターネットという「手段」に絡むサポート業務に乗り出すことで、
自社のリソースを縦横に駆使していく構えだ。
菅原さん、昨晩は遅くまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。
そしてまだライブにお運びいただいたことのない読者の皆様は、
ぜひ一度、お運びください。次回は、7月20日(木)の予定。
詳しくは月刊「アイ・エム・プレス」7月号誌面でご紹介します。