4月25日発行号は、コーズ・マーケティングの緊急特集に

2011年4月2日

昨日は、月刊『アイ・エム・プレス』4月25日発行号の
総論の方向性を決めるブレストを開催し、
特集タイトルを下記の通り決定しました。
「緊急特集:災害時の企業対応とコーズ・マーケティングの可能性」
東日本大震災が発生した時、弊誌はまさに本号の仕込みの最中でした。
しかし、震災後、企業が次々と支援策を打ち出し、
それがソーシャルメディアを通して広がっていく様子を目の当たりにし、
急遽、当初、予定していた特集企画を延期し、
コーズ・マーケティングの緊急特集を組むことにしたのです。
震災の翌週には、特集テーマの変更を決定し、
新たなテーマに則った特集のコンテンツを決定、
翌22日週には、実際のインタビューや依頼原稿の打ち合わせを完了、
そして28日週には、社内で書く原稿の大半を形にすると同時に、
週末には前述のブレストを開催し、
総論の方向性を決めると同時に、正式な特集タイトルを決定しました。
今回の特集の構成は、下記の通りです。
①前述のブレストに則った、スタッフの手による総論
②被災者支援活動を行っている企業の取り組み一覧
③マーケティング評論家であると同時に、
弊誌のコメンテーターでもあるルディー和子さんへの
コーズ・マーケティングに関するインタビュー
④今回の震災直後にブログとTogetterを活用して
「各企業の取り組みをきちんと記録・告知していく活動」
を開始された電通コミュニケーション・デザイン・センター
コミュニケーション・デザイナーの岸勇希さんへの依頼原稿
⑤国内外のソーシャルメディア事情に詳しい
イケダハヤトさんへの依頼原稿
個々のコンテンツのタイトルはまだ流動的なので公表は差し控えますが、
いつもより編集期間が短いにもかかわらず、充実した特集を構成できたのは、
震災に伴うイレギュラー対応でお忙しい中、
インタビューや依頼原稿にご協力くださった皆さんのおかげ。
本当にありがとうございました!! [[pict:symbol1]]
さて、編集スタッフとライターが集っての昨日のブレストでは、
各企業の支援活動への取り組みを、義捐金の提供、自社商材の提供、
顧客や従業員など利害集団への支援の機会の提供、
自社の仕組みの提供などに分類すると同時に、
支援活動を長期にわたる継続的な取り組みとして展開していくためには、
自社のビジネスの中に組み込んでいくことが欠かせないと結論。
そのための留意点と合わせて、被災者支援に向けて自社の生産ラインを調整したり、
被災者を対象に自社の商品・サービス利用の便宜を図る
取り組みの重要性にも言及することにしました。
そして来週は、昨日のブレスト結果を反映した総論を仕上げると同時に、
個々のコンテンツの校正など最終調整を経て、
印刷会社に入稿することになります。
紙や印刷用インクも不足しているようですが、
今のところ、弊社の取引先印刷会社は大丈夫とのことなので、
予定通り、この25日には(一部の地域を除いて)、
皆さまのお手元にお届けいたします。
「災害時の企業対応とコーズ・マーケティングの可能性」を緊急特集した、
月刊『アイ・エム・プレス』4月25日発行号のご予約はこちらから。
(恐縮ですが、まだ昨日のブレスト結果が反映されておらず、
特集タイトルが仮題のままになっています。)