2011年4月11日
先週、月刊『アイ・エム・プレス』の4月25日発行号の入稿を終え、
ひと段落したこの日曜日は、のんびりと近所の緑道公園の桜を見に行った。
東日本大震災以降、私の住む街では出歩く人も少なく、
専門店などの店頭も客足がさっぱりという状態だったが、
昨日は満開の桜に暖かい陽気が手伝って、
街は普段の活気を取り戻したかのよう。
自宅から徒歩15分ほどのところにある緑道公園は、
毎年、この季節になると、大勢の花見客でにぎわうのだが、
今年は“自粛”ムードなのかと思いきや、
若者を中心に大勢の人々が花見に繰り出していてホッとした。
今日で3.11から1ヵ月。被災地では未だ厳しい日々が続いているが、
東京にいる私たちは、やはり自粛ムードの中で家に閉じこもるよりも、
募金や節電など自分達にできる支援を継続しながらも、
日常を取り戻すことが大切だということを肌身に感じた。
鬱々としていたのでは、この国の将来はおぼつかない。
そしてこれを機に、“ポポポポン”のTVCMではないが、
きちんと挨拶をしたり、相手の気持ちを慮ったり、
これまでよりもちょっと優しい社会になればと思う。