英語学校

2007年4月17日

先週、オリコンで顧客満足度NO.1選ばれた英会話学校、「7ACT」
代表取締役のトーマス理恵さんにトップインタビューを行った。
7ACTは、トーマスさんの“自分が行きたい英会話スクールを作ろう”
という想いに基づき、2000年8月に発足したもの。
講師の自宅やカフェでのレッスンの提供=固定施設としての教室を設けない、
口コミによる会員拡大=広告投資の抑制などにより、
外国人講師による1対1のレッスンを1時間3,000円という低価格で実現している。
最大の特徴である教室がないということは、取りも直さず、
生徒=顧客との対面による接点が限られていることを意味する。
そこで同社では、Webサイトやイベントなどの顧客接点の拡充や、
定期的なアンケートの実施などにより、
生徒とのリレーションシップの強化に力を入れている。
今回のインタビューでは、同社の設立の経緯、ビジネスの現況に加えて、
見込み客の顧客化のプロセス、および顧客維持施策についてお話を伺った。
インタビューの模様は、月刊「アイ・エム・プレス」6月号に掲載する。
インタビュー時に、折りしも、新たな英語学校への入学を検討中だった私は、
同社の1対1のレッスン料の安さに、正直、心を奪われた。
3,000円/回・時間のレッスン料は純然たる講師料なので、
入学に当たっては、別途、(基本的なコースの場合)
講師紹介料31,500円と入会料31,500円をあわせた63,000円が必要。
また、月々の費用としては、従量制のレッスン料に加えて、
メンバー月会費2,100円がかかる(料金はいずれも税込み)。
例えば、1年間に60回(週1回+休日程度)のレッスンを受けるとすると、
1回・1時間当たりの費用は4,470円ということになる。
(ここにはテキスト代は含まれていない)
一方で、私が個人的に情報収集した英語学校における1対1レッスンの費用は、
A社が8,295円/1回・40分当たり(60回分から逆算、テキスト代含まず)、
B社が7,773円/1回・40分当たり(63回分から逆算、初期テキスト代のみ含む)、
C社が8,496円/1回・40分当たり(60回分から逆算、テキスト代含まず)。
※テキスト代はクラスにより5,000円~4万円程度。
※各社とも4月はキャンペーン中なので、料金は特別価格。
※有効期間は各社各様。
つまり、7ACTでは「固定施設としての教室」を設けないことにより、
レッスン料を半分近くに抑えているわけだ。
また、7ACTのみはレッスンが60分なので、10分当たりで比較すると、
7ACTが745円、A社が2,074円、B社が1,943円、C社が2,124円と、
その差はさらに拡大する。
カフェや講師宅というレッスンの環境、
学校独自のカリキュラムに基づくテキストの有無
(7ACTでは市販の英語教材を使用)など、
料金体系の裏側にはそれぞれの学校の方針の相違があるとはいうものの、
年間に50万円払うか、25万円払うかという大きな料金の開きには、
思わず考えさせられてしまった。
ちなみに私が1対1のレッスンに興味を持ったのは、これまでの経験から、
グループレッスンと比べて倍以上の生産性があると思っているため。
加えて、英語学校の良し悪しは、
先生のクオリティに左右されるところが大きいと思っているので、
先生が指定できるかどうかも重視している。
上記のうち先生が指定できるのはB社とC社(可能な範囲)だが、
「しかし、高いな~」と、延々と迷い続けているのであった。
なんだかトップインタビューの話から一転して、
“この春からの英語学校選び”みたいな話になってしまったが、
このブログをご覧の皆さんの参考になれば幸いである。