米国DMA大会

2006年11月17日

昨日は、このブログでも何度か紹介したダイレクトマーケティングの勉強会、
「ダイレクトマーケティング・ワークショップ」の11月の会合だった。
今回のテーマは、「DMA06 特別セミナーコース 参加報告」。
講師は、ダイレクトマーケティングジャパン㈱ 代表取締役の岡徹さん。
DMA06とは、米国のダイレクトマーケティング協会である
Direct Marketing Associationが去る10月14日~19日、
サンフランシスコで開催したDMW年次大会のこと。
講師の岡さんが代表を務められるダイレクトマーケティングジャパンでは、
本大会の公式なコーディネーターとして視察団を組織。
DMA大会そのものはもちろん、2つのセッション、企業訪問を含む、
特別セミナーコースに参加してこられたので、
そのご報告をいただいたというわけだ。
ご講演の概要は下記の通りだが、中でも私の印象に残ったのは、
eメールの活用について。ネット・オークションで知られるeベイでは、
従来からのWebサイトやeメールに加えてオフラインのDMを開始しており、
優良顧客にはeメールだけではなく紙DMも送付しているとのこと。
また、eメールの大量配信が社会問題へと発展し、
人々の関心が薄れると同時に拒否者が増加する中で、
適正な配信量を維持することが重要な課題となっているという。
日本においても、すでにeDMの効果低減が随所で叫ばれていることから、
私たちも量もさることながら、質の問題も含め、
eDMの適切な活用に真剣に取り組んでいかねばなるまい。
【DMA06 報告内容】
<基調講演>
1.DMA 会長&CEO ジョン・A・グレコ ジュニア氏 
「ダイレクトマーケティングの今日と今後について」
2.バージン・グループ・オブ・カンパニーズ 総裁 リチャード・ブランソン氏
「挑戦する意義」
3.ワイアード共同経営者 ジョン・バッテル氏
「Web2.0と新しいマーケティング」
<特別セッション>
【リードジェネレーションと、レスポンス率の改善について】と
【ベスト・ケーススタディ(ダイレクトマーケティングに携わる各業界の
 具体事例研究)】
<企業訪問>
Webマーケティングのメッカであるサンフランシスコで活躍するマイクロ
マーケティングに特化したインターネット広告会社であるNimblefish
Technology、世界最大の個人オークションサイトを運営するeBAYなど
<国際エコー賞授賞式>
ネスレフリスキーのキャットフードの キャンペーンがダイヤモンド賞を受賞