昨日は約半年ぶりに、「花を売らない花売り娘の物語」の著者である
権八成樹さんにお目にかかった。
権八さんと私とは、かれこれ20年以上前からのお付き合い。
権八さんが日本IBMで初めてテレマーケティングに着手された1980年代初頭に、
当時、私が勤めていた調査会社に、テレマーケティングに関する調査リポートを
購入しに来られたのが最初だった。その後も、お付き合いが継続していたのだが、
IBMを退職して現・IBMビジネスコンサルティングサービスの顧問になられた頃に、
今がチャンスとばかりに月刊「アイ・エム・プレス」に連載をお願いした。
直近では“顧客接点で働く人々を元気にする”をコンセプトにした連載、
「紲屋深川浪漫工房夜話」が、2004年の9月号まで続いた。
ちなみに最終回のタイトルは、「切れば血が出る人間力のマーケティング
営業現場はエンパワーメント・オン・デマンドの時代」。
その後、権八さんは、弊誌の連載を再編集して「花を売らない花売り娘」を執筆、
現在では企業からの講演依頼が多数、舞い込んでいるとのこと。
久しぶりに権八さんにお目にかかると、私が20年前から耳を傾けてきた
「権八節」はいまだ健在。企業からの講演依頼があると、
その業界をとことん調べ上げた上で(ご本人は俄か勉強と言われているが)、
業界の外の視点から、長年培われてきた業界常識の嘘を暴き、
「花を売らない花売り娘」すなわち、ソリューション営業の重要性を、
それぞれの講演にカスタマイズして説き続けておられるらしい。
これまでの講演実績は、IT、紙パルプ、病院、商社、保険業界など多数。
言ってみれば権八さんは、講演活動を通して各社の現状を打破し、
未来を切り拓く、切り込み隊長のようなものだ。
■「花を売らない花売り娘」に関する一昨年のブログ
http://gray.ap.teacup.com/impress/167.html
権八成樹さんと会食
2007年2月14日