皆様、クリスマスはいかがお過ごしでしたか?
私はクリスチャンの家庭に育ったためか、
幼い頃に一生分のクリスマスを祝ってしまった感があり、
大人になってからは、幼少時に勝るクリスマスには
出会っていないと言うのが正直なところです。
さて、皆様のお手元には、すでに弊誌の新年号、
イコール創刊10周年記念号が届いていることと思いますが、
ということは、編集部は2月号の年末進行で大童(おおわらわ)。
そんな中、2月号の「The ふぉーかす」の記事をチェックしていたら、
弊誌のライターさんの手によるユニークな表現に、
思わず目が釘付けになりました。
「The ふぉーかす」は、インターネット、コールセンター、
ペーパーメディア、店舗の4つの顧客接点をテーマにした、
弊社の編集スタッフやライターの手によるエッセー風の軽い読み物。
それぞれの顧客接点のトレンドを紹介するケースもあれば、
顧客側の立場で自らの体験談を披露することもあります。
今回、私の目を釘付けにしたのは「ペーパーメディア」のコーナー。
具体的には、地域に密着したタウン誌の話しだったのですが、
そのライターさんは、タウン誌のメリットに言及するくだりで、
「インターネットと違って出力する手間がない」と書いていたのです。
どうです? すごいと思いませんか?
私たちはここ10年、「いつでも、どこでも、簡単に検索できる」など、
インターネットのメリットにばかり目を奪われていましたが、
ここまでインターネットが普及してみると、
時にはこうした逆からの発想で考えてみるのもいいかもしれない。
そんなことを感じさせるひと言でした。
月刊「アイ・エム・プレス」2月号
2005年12月26日