昨日は、弊社が発行するお客さまとの関係づくりを支援する
マーケティング情報誌「アイ・エム・プレス」の
コメンテーターをお引き受けいただいている、
慶応義塾大学大学院 経営管理研究科の嶋口先生の研究会に行ってきた。
昨日の講師は、東京スター銀行CEOのタッド・バッジさん。
「日本初・外国人頭取の銀行改革」と題して、
流暢な日本語での講演が行われた。
同行のビジョンは、世界で最も尊敬される会社になること。
そしてそのために、下記の4つを目指すのだと言う。
・社員に愛される会社
・お客様に愛される会社
・社会に愛される会社
・市場に愛される会社
市場と言うのは、株式市場のことのようだ。
そして、これに基づくリーダーシップの実践として、
・方向性を示す(心にひびかせる)
・組織を整える
・エンパワーメントする
・規範になる
の4点を挙げ、各々について具体的に説明された。
中でも現代においては、エンパワーメントが重要とのこと。
また、マネジャーが物を管理するのに対し、
リーダーは人を管理するものであるという一言にびっくり。
そして良いリーダーシップをとるためには、自分自身の中の、
自分、家族、仕事、社会とのかかわりを
うまくバランスさせていくことが大切であると指摘。
さらに、DWYSYWD(Do What You Say You Would Do)という
キーワードを紹介された。
(ちょっと遅れてしまったので、どこか端折っていたらゴメンナサイ)
私は、取材やインタビューはもちろん、セミナーに参加しても、
出版社という立場上、とかく第三者的なスタンスに立つことが多いが、
昨日の講演は、プチ経営者としての自分自身のあり方や、
弊社のあり方を改めて振り返る、良い機会になった。
換言すれば、講師にエンパワーメントされたような気がしたのだ。
良いセミナーとは、受講者をエンパワーメントするものではないか。
嶋口研究会
2005年3月23日