2005年4月27日
今朝、新橋から徒歩10分ぐらいのところに出かけるのに、
久しぶりに新橋・烏森口駅前の商店街を通り抜けた。
久しぶりというのは、実は、私は今を去る15年ちょっと前まで、
新橋のマーケティング・リサーチ会社に勤めていたからだ。
商店街を通り抜けながら、店の入れ替わりの激しさに愕然。
しかし一方では、さぬき饂飩屋とか、○○風焼肉屋とか、
昔、馴染みだったいくつかの店が、今でも元気に営業している。
それぞれの店には、それぞれの思い出があり、
その思い出の舞台が生き続けているということは、
その思い出や私自身の存在証明のようでどこか嬉しい。
帰り道、同行した編集スタッフと、長年にわたり生き残る店は、
いったいどこが違うのかを話し合いながら駅に向かった。
そうした店は、自店のこだわりを軸にマーケットと向き合い、
顧客との闘いに挑み続けているというのが私の結論だ。
ちなみにその饂飩屋は、今から三十年近く前、
その新橋の会社の初出勤日に、上司にお昼をご馳走になった店である。