昨日は、来る11月28日に開催される月刊「アイ・エム・プレス」の
ビジネスセミナーで事例を発表してくださることになっている
千葉ロッテマリーンズに打ち合わせにお伺いした。
私は野球については不勉強でルールがわからないものだから、
やるのもさることながら、見るのも苦手。
野球の話になったらどうしようと思いつつ幕張のオフィスに向かった。
千葉ロッテマリーンズに事例発表をお願いしたのは、
本セミナー企画会議の席上で、何か集客力のある企画はないか? と、
アイディアラッシュをしていたところ、
編集のHが、千葉ロッテマリーンズのファンとの関係づくりを紹介しては、
と言い出したのがきっかけ。
私が関与しているダイレクトマーケティングの勉強会、
DMW(Direct Marketing Workshop)で、
㈱グレイワールドワイド グレイダイレクトインタラクティブ
ディビジョンディレクター 潮崎さんのお話をお伺いした時に、
“究極のリレーションシップ・マーケティング事例”として、
千葉ロッテマリーンズをご紹介くださったことを思い出し、
Hの提案を取り上げることにした。
ご講演のテーマは、
ファンからサポーターへ
“26番目の選手”が誕生するまで
“26番目の選手”とは、球団のファン/サポーターを意味する。
ご講演内容の詳細はこちらをご参照ください。
なお、昨日の打ち合わせでは、上記サイトに記した内容に止まらず、
今シーズンから開始した、同球団のファンクラブ会員に向けた
新たなCRM施策について、より具体的にお話いただくことになった。
(リンク先の講演内容は来週、更新する予定)
同社では今シーズンより、ファンクラブ(TEAM26)を刷新。
会員情報を管理するCRMシステムを独自開発すると同時に、
購入金額や来場回数に応じたポイントプログラムを導入。
合わせて会員区分を、それまでの一般、レディス、子供の3種から、
ゴールド、レギュラー、ジュニア(子供)の3種に変更したという。
ゴールドの上には、ポイント獲得数の多い会員を対象としたプラチナもある。
年会費は、プラチナとゴールドが1万円、レギュラー3,500円、ジュニア3,000円。
このほか特典は限られるものの、年会費無料で入会できる一般会員もいる。
現在、“26番目の選手”であるTEAM26の会員数は7万人。
今シーズンの成績は残念な結果に終わったものの、
観客動員数では、昨シーズンを上回ったとのこと。
そこには、監督や実際の選手達もさることながら、
独自のCRM施策により増幅された“26番目の選手”達のパワーが
大きく寄与しているのは紛れもない“事実”と言えよう。
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千葉ロッテマリーンズ
2006年9月30日