2005年10月6日
今日は月刊誌の入稿前日。
編集スタッフ全員が、ただひたすら校正に追われているので、
社内はシーンと静まり返っている。
こんな日はなぜか、メールもあまり来ない。
理由はおそらく、編集スタッフが社内メールを打つ間もなく、
校正に追われているからだろう。
加えて、私自身も似たりよったりなので、
メールの発信数が少なく、つまりは返信など来るわけがない。
先ほど、会議用テーブルで校正しながら、
たまには日本茶でも飲もうかと思うと、
お茶っ葉入りの缶がどうがんばっても開かない。
男性スタッフは、営業は出かけているし、
編集は社内にいても忙しそうなので、
2ヶ月前から顧問としてサポートしていただいている
某社を定年退職したSさんに缶を差し出すと、
あっさりと蓋を開けながら、「俺もオトコだった」とつぶやく。
それを聞いた(蓋を開けられなかった)私は、
心の中で「私もオンナだった」とつぶやきながら、
湯気の立つお茶をすすり、校正を再開する。
気づけば、校正中の114号ができれば弊誌も丸10年。
発刊当時と比べると、目も見えなくなったし、
酒もめっきり弱くなった。