最近、営団地下鉄の駅に（財）日本綿業振興会の写真のようなポスターが貼られているのを何回か目にした。ケータイの写真ではご覧になれないかもしれないが、ポスターの上に所狭しと貼られているのは、冷蔵庫にメモを貼ったりするときに使うマグネット。ひとつひとつビニールに包まれ、両面テープでポスターの上に貼られたマグネットを外すと、ポスターの柄（写真）が徐々に見えてくる仕掛けだ。

この仕掛けは少し前にアップルコンピュータ㈱のポスターで有名になった。アップルの場合、ポスターに貼られていたのはマグネットではなくiPod miniの実物大カードだったが、カード裏面に空メールアドレスを記載し、モバイルサイトではＴＶＣＭで使われた曲の着信メロディやＴＶＣＭのイメージのアニメーション待受画像を提供。第４回モバイル広告大賞　マーケティング部門のマーケティング賞を受賞した。
しかし、この（財）日本綿業振興会のマグネットにはロゴは表示されているものの、ＵＲＬもコールセンターの電話番号も一切表示されていない。せっかくの手の込んだ（そしてお金のかかった）ポスターなのに、「ありがとう！」という感じで、なんだかもったいないな～。