㈱一休 トップンタビュー

2006年7月31日

今日は、高級ホテル・旅館専門予約サイト「一休.com」を運営する
株式会社一休 代表取締役の森正文さんにインタビューを行った。
森さんは日本生命のご出身で、肝炎を患われたのを機に退職、
数年間治療に専念された後、一休を設立されたとのこと。
当初は森さん自ら取引先の宿泊施設の開拓に奔走したというが、
今やビジネスは絶好調。2005年度の売上高は18億7,100万円、
経常利益11億7,700万円、純利益6億9.600万円。
売上高経常利益率は何と62.9%にも達している。
同社の成功の秘訣は、取扱施設を高級ホテル・旅館に絞り込むことで、
他の宿泊施設予約サイトとの差別化を図ると同時に、
宿泊施設から受け取る手数料を大手代理店の半額程度に抑える傍ら、
在庫やサイト更新の手間を各宿泊施設持ちにすることで、
リスクを限りなく削減したこと。もちろんインターネット予約なので、
従業員数はたった27名。広告宣伝費は売上高の7.6%だ。
海外の高級ホテルの日本進出が相次ぐ中で、
2007~2008年頃まではビジネスは追い風だというが、
今後は現在のビジネスがピークに達する前に、
次なるビジネスの種を仕込むのが課題。
既にこの6月には、高級レストラン即時予約サービス
「一休.comレストラン」を開設している。
本日のインタビューは、月刊「アイ・エム・プレス」9月25日発行号に掲載されます。お楽しみに!