㈱アイスタイル 吉松社長インタビュー

2007年3月8日

今日は、月刊「アイ・エム・プレス」のトップインタビューで、
@cosmeでおなじみの㈱アイスタイルの吉松社長をお訪ねした。
㈱アイスタイルは、弊社としては過去に何度か取材させていただいているし、
グループ会社である㈱アイスタイル・マーケティングソリューションズの
菅原社長には、弊社主催のミニセミナー「I.M.Live!」にも
ご登場いただいているので、ビジネスの大枠は把握していたが、
吉松社長のお話しをお伺いして、すごいな~と思ったことがある。
それは、1999年の設立当初から、事業コンセプトが変わらないこと。
今日も、その当時に作られてからほとんど変更を加えていないという
パワーポイントをベースに、事業の目的やコンセプトを語ってくださった。
同社の事業目的は、メーカー横断型のデータベースの構築。
@cosme=化粧品の口コミサイト、㈱アイスタイル=@cosme主催企業、
という認識をお持ちの方は多いと思うが、
サイトはあくまでも、事業目的を達成するための手段に過ぎない。
サイトのコンセプトや運営方法は、すべてこの事業目的に向かっている。
また、化粧品という分野を選ばれたのは、
設立メンバーに化粧品会社の出身者がいらっしゃったことに加え、
他の業界に比べてマーケティング予算が多いため。
これはすなわち、メーカー横断型のデータベースが、
フルに活かせることを意味している。
吉松社長は、@cosmeはインターネットの中のひとつの道だという。
道であれば、そこには人々の足跡が残る。
そしてこの足跡こそが、同社のビジネスのシーズなのである。
設立当初に作成されたというパワーポイントでは、
この足跡をデータ、トラフィック、マネーの3項目に分類、
ターゲット・グループごとにメニューがプロットされていた。
8期目に当たる今期の売上高は、20億円強の見込み。
「売り上げはほとんどなかった」という初年度から、
事業目的を見失うことなく、地道に実績を積み重ねてきた成果だ。
今後は@cosmeで培ったノウハウを異分野に適用するべく、
すでに新会社を設立している。
吉松社長へのインタビューは、弊誌5月号に掲載される予定だ。