ホワイトパジャマのパーティ

2006年7月12日

昨日は、ホワイトパジャマ・ジャパン㈱の設立記念パーティに行った。
同社は、米国・コンタクチュアル社が開発した
オンデマンド型コンタクトセンターテクノロジーを提供する企業。
コールセンター/コンタクトセンターにしても、CRMにしても、
インターネット&IP電話が普及する中で、
最近はオンデマンド型すなわちASP型が注目されている。
パーティ席上で聞きかじった話によると、
コールセンター/コンタクトセンター・システムに占める構成比は
いまだ数%に留まっているようだし、
弊社が実施した調査結果を見ても、
センターにおける知名度はまだまだ低いが、
新規開設はもちろん、システムのリニューアルにおいても、
オンデマンド型が採用されるケースが急増しているという。
中でもコールセンター/コンタクトセンター的な機能のニーズが
潜在しているものの、大規模な投資がままならない
中小企業にとっては、低コストでの導入が可能で、
かつ、段階的に機能を追加できる
オンデマンド型システムのメリットは大きい。
また、一時的な利用も可能なので、
繁忙期、あるいはテスト的な利用もOKである。
今後、オンデマンド型のシステムが普及することで、
何百席を誇るPCや通信、通販会社はともかく、
メーカーなどの10席、20席といった小規模なセンターは、
物理的に1箇所に集約された“センター”ではなく、
オフィスの中に溶け込んだ“機能”に変化してくるという。
今から5年後、このオンデマンド型のシステムは、
現在数%というシェアをどこまで伸ばしているのか?
そのとき、“コールセンター/コンタクトセンター”という
電話やeメールの受発信拠点を表す概念は、
機能なり業務なりを示す概念に進化するのか?
時代の変化が加速度を増す昨今、
現実は言葉の定義を飛び越えて進んでいく。
そんな中で、こうした“新しい現実”を
いかにわかりやすく伝えていくかは、
弊誌にとって、ひとつの大きな課題と言えるだろう。