2005年10月17日
今日の日経朝刊11面に、英・フィナンシャル・タイムズ社長のフルーロ氏へのインタビュー記事が掲載されていた。タイトルは、「ネット、新聞に成長の機会 両部門の統合は有効」。インターネットは新聞を淘汰するどころか、新聞に新たなビジネスチャンスをもたらしているという趣旨だ。
氏曰く、「新聞にとってネットは競争相手ではなく成長機会の宝庫だ。FTがウェブで展開する電子版の今年の広告料収入は前年比25%増と、昨年の20%増からさらに成長が加速する見込みだ。現在は電子版の読者が400万人と紙読者の150万人を大きく上回る。電子版の収入がFT全体の収入の10%を占めるまでになった。2010年ごろにはこれが40~50%に拡大するのは間違いないと見ている」。
私は職業柄、この記事を興味深く読んだが、要はマスコミの世界でもマルチチャネル化が進んでいるということだろう。