スカイプ飲み & スカイプ鑑賞

2008年8月2日

もう数ヶ月も前のことになるが、日経MJに「スカイプ飲み」についての
記事が掲載されていたのを覚えておられるだろうか?
同紙によると「スカイプ飲み」とは、スカイプを使って、
家にいながらパソコンごしに恋人や友人と“まったり”飲むということで、
終電の時間を気にする必要がなかったり、
そのまま酔っ払って寝てしまってもOKという気軽さが受けているのだという。
私はこの記事を読んだとき、20年ぐらい前のことを思い出した。
インターネットもなければ、ケータイ電話も持っておらず、
かつ自宅の固定電話もコードレスではないという中、
友人と夜間に長電話をすることも少なくなかったのだが、
ウィスキーの水割りを片手に長話をしていると、
いつしかグラスが空になるのは自然の摂理というもの。
ぼちぼち二杯目を・・・と思っても、
コード付きの固定電話だけに行動範囲は著しく限られている。
そこで、「ちょっと待ってね!」といったん受話器を置き、
ウィスキーのボトルをやおら掴んで電話口に戻り、
再び友人と話しながら手元のグラスに注ぐものだから、
そもそもは水割りだったものがいつしかオン・ザ・ロックになり、
そして氷が溶けて最後はストレートになり、
挙句の果ては飲みすぎて二日酔いの朝を迎えることも少なくなかった。
今ではケータイ電話もあれば、固定電話もコードレスが基本だし、
「スカイプ飲み」にしたって、コードレスのヘッドセットを使えば、
冷蔵庫を開けて氷も出せれば、水も注ぐことができるわけで、
飲みながらの電話で二日酔いになる心配は大幅に減少したと言えよう。
技術は進化したものだとは、こういうときのためにある言葉だ。<笑>
さて、スカイプ(Skype)とは、世界中どことでも無料で
音声通話やチャット、ビデオ通話を楽しむことができるソフトウェア。
私自身はまだ使ったことがないが、私の周辺でも、
ITに強い友人、あるいは海外に多くの仲間を持つ友人には、
利用者が徐々に増加しているようだ。
そんなスカイプ・ユーザーの1人であるTさんは、
目下、「スカイプ飲み」ならぬ「スカイプ鑑賞」にはまっているという。
何でも、友人同士、それぞれの自宅にいながらにして、
同時に同じビデオを鑑賞して、感想などを語り合うのだとか。
「それが楽しいんだよ~」とTさんは言うが、
私がスカイプのユーザーになった暁には、
コードレスのヘッドセットでの「スカイプ飲み」のほうがいいな!
ちなみに「スカイプ飲み」をGoogleで検索したら、
なんと61万件の検索結果が表示された。
時差8時間の壁に挑戦する「スカイプ飲み」など、
笑えるネタがたくさんありそうなので、チェックしてみては?
外食産業に携わる方にとっては、強力なライバルの登場かもしれませんヨ!