クロスメディアの座談会

2007年3月23日

今日はとても暖かくて、この時間になるともうビールが飲みたい気分ですね。
って、そんなことを思うのは、私だけでしょうか?
(ビールがないのでかわりにヨイショっと。 [[pict:sake]])
昨日は、月刊「アイ・エム・プレス」4月25日発行号の特集
「続きはWebで クロスメディアの可能性」(仮題)の座談会を開催した。
出席者は、まずは広告主側の参加者として、
日本広告主協会 Web研究会のクロスメディアワーキンググループの
グループ長を務めておられる、㈱資生堂 事業企画部 マーケティング戦略室
宣伝媒体グループ 参事の加藤謙二さん、そして、
弊誌コメンテーターでもあるDRMコンサルタント 藤田浩二さん、
広告会社側でダイレクト&インタラクティブ部門を率いる
㈱グレイワールドワイド G2ダイレクト&デジタル
マネージングディレクター 潮崎美穂さん、
検索エンジンマーケティングで知られる、
アウンコンサルティング㈱ SEM事業本部 R&Dグループ
アナリスト 市川伸一さんの4名。
座談会のテーマは、「クロスメディアの可能性を探る」(仮題)。
自己紹介に続いて、以下の5項目についてディスカッションを展開した。
・クロスメディアをどう捉えておられるか
・クロスメディア注目の背景
・クロスメディア展開のコツ
・クロスメディアの効果測定方法と実際の効果
・クロスメディアの課題と展望
座談会は2時間に渡り展開されたが、
クリエイティブ部門をインハウス化している資生堂のクロスメディア施策に、
終始、うーん、さすがだなーと唸らせられながら、
あっという間に2時間が終了した。
広告主、広告会社、ダイレクト系コンサル、ネット系コンサルが
一堂に会しての本座談会参加者に共通する現状認識は、Webのパワー増大。
今やマスメディアがWebサイトに集客するためのバナーのような位置付け、
という日本屈指の広告主である資生堂の加藤さんの一言が印象に残った。
また、各参加者が強調したのは、クロスメディアにおいては、
全体のストーリーやコンテキストがきちんと構成されていることが基本であり、
それがなされていれば、あえて「続きはWebで」とURLを強調せずとも、
「○○で検索してください」と言わずとも、
そのストーリーに感応した多くの人々がサイトにやってくるということ。
ストーリーやコンテキストという観点では、
グレイの潮崎さんから、これは顧客や見込客とのリレーションシップを追求する
ダイレクトマーケティング・エージェンシーが
古くから取り組んできた課題であるという指摘があった。
クロスメディアを成功させるための課題としては、
こうしたストーリーやコンテキストを構成できる人材開発の問題に加え、
広告主、広告会社の双方における縦割り組織の問題などが挙げられた。
とにかく2時間に及ぶ座談会なので、とてもここでは語りつくせないが、
続きは月刊「アイ・エム・プレス」4月25日発行号で、
という最近ありがちな結論でここはご容赦いただきたい。
本当、電車の中の広告はすべてと言ってもいいぐらいに、
続きはWebで系広告が増えていますよね。
一種のバブルみたいなものでしょうか?