昨日は、月刊『アイ・エム・プレス』の表紙イラストを描いてくれている
おじゃらさんが中心となって開催している「にゃんこ大集合展」に行ってきた。
これは、おじゃらさんがオーナーの「おじゃら画廊」(東京・北千住)ほか、
ご近所のカフェ、ブティック、アクセサリー店など計4店舗が共同で
開催しているもので、各店にはアート、ファッション、アクセサリーなど、
計17人?の作家によるネコをモチーフとした作品が展示されている。
ホームページからも出力できる 「にゃんこ大集合展」のチラシには、
おじゃらさんの手によるイラストマップが描かれており、
ここに記された順路?に従って参加店を巡回する仕組みなのだが、
私たちはまず、順路の最後に位置付けられている「おじゃら画廊」からスタート。
以降は北千住の街をウロウロしながら、時間をかけて全店をまわり、
最後に再び「おじゃら画廊」を訪問、おじゃらさんとしばし談笑した。
写真は「おじゃら画廊」2階の展示風景。
作品は平面&立体アート、ファッション、アクセサリーなど様々で、
かわいいモノもあれば、中にはちょっと不気味なモノも。
私はおじゃらさん作の布製のブローチ(150円也)を購入。
同行したネコ好きの友人は、Tシャツ(1,800円位?)と
ポストカードを何枚か購入していたようだ。
参加店を巡るために北千住の街をウロウロするという意味で、
「にゃんこ大集合展」の会場は、北千住の街そのものとも言える。
(おじゃらさん作のイラストマップが、アーティスティック?なだけに
わかりにくく、それが“ウロウロ”を加速する効果をもたらしてもいる)
下町情緒に溢れるその街には、北千住で唯一、行列ができる店という
おだんご屋さんや、おでんの具の専門店、お惣菜屋さんなど、
思わず立ち寄りたくなるような昔ながらの商店がいっぱい。
加えてそこで出会う住民達は、都心部の住民とは別人種かと思えるほど、
優しくて人間味に溢れていた。
例えば、参加店のひとつが見つからず、道を尋ねたカフェのお兄ちゃんは、
わざわざ店から出てきて、丁寧にその店の方角を教えてくれた。
4店を巡り終わった私達は、その親切なお兄ちゃんの店でお茶を一杯。
「にゃんこ大集合展」の話をすると、その情報を知らない様子だったので、
持っていたチラシを進呈すると、今度、行ってみるとのこと。
さらに私は、少しでもおじゃらさんに協力しようと、
店内に「にゃんこ大集合展」のチラシを置いてくれる約束を取り付け、
その旨をおじゃらさんに報告・・・ってな具合に人々の善意の輪が広がり、
それが北千住という街にほんのちょっとずつの活力を与える。
そういう意味で「にゃんこ大集合展」は、人と人の出会いを演出し、
北千住の街を活性化する装置としても機能していると言えるだろう。
また、「おじゃら画廊」がある「毎日通り飲食店街」には、
「トの字」というブチのネコが生息している。
何でもその名前は、背中にカタカナのトの字型のブチがあるところから
命名されたとのことで、おじゃらさんが「にゃんこ大集合展」の
ポスターにこれを起用したことから、皆がカメラ機能付きケータイ片手に
「トの字」を追い掛け回している(=「トの字」は逃げ回っている)とか。
昨日も、「トの字」はこの怪しげな飲食店街をウロウロすることで、
自らが「にゃんこ大集合展」の構成員であることを
彼(彼女?)なりのやり方で、示しているかのようだった。
なお、「にゃんこ大集合展」参加各店には、
このイベントに絡んだポストカードが用意されており、
店頭で申し出ると、先着200名に限り、無料でGETすることができる。
アート好きの方、ネコ好きの方、下町に興味がある方、お近くの方、
そして月刊『アイ・エム・プレス』の表紙イラストが好きな方は、
この機会にぜひ「おじゃら画廊」にお立ち寄りください。
会期は、2月24日までですよ!
「にゃんこ大集合展」
2008年1月27日