2012年2月号の特集はメーカー通販!

2012年1月30日

先週、月刊『アイ・エム・プレス』2012年2月号(1月25日発行)が発行された。

同号の特集は、久々のメーカーによる通信販売、
題して「流通チャネルの最適化を目指すメーカー通販の挑戦」である。
メーカー通販を特集するときにはいつもそうなのだが、
今回も弊誌の取材にご協力いただける企業を見つけるのに
編集スタッフはかなりの苦労を強いられたとのこと。
それでも最後には、下記の3社にご協力いただけることになり、
三者三様の興味深いケーススタディを掲載することができた。
・(株)バスクリン
「50~60代女性を主要ターゲットに生薬研究に基づく育毛剤を販売」
・森下仁丹(株)
「長い歴史の中で培った独自性の高い商品の特徴をダイレクトに訴求」
・ライオン(株)
「インターネットを中心とする通販で自社開発の機能性健康食品を販売」
本特集には、メーカーなどによる単品通販のコンサルタントとして知られる、
(株)ディーエムネットワーク 代表取締役会長 伊澤正行さんへのインタビュー
「通販におけるWebの台頭でメーカーのブランド力がますます強みに」も掲載。
伊澤さんには昨年、「単品通販成功の法則」と題した連載をお願いしたのだが、
これが昨年の読者満足度NO.1に輝いたことから、
本特集を組むに当たって、改めて誌面にご登場いただいた。
このほか本号からは、コミュニケーション・デザイナーの河野武さんによる連載、
「アクティブサポートのススメ」がスタートした。
河野さんによると、アクティブサポートとは、
「お客さんの問い合わせを待つことなく、企業側から歩み寄る新しいサポートの形」。
Twitterなどで自社商品・サービスに関するお客さまの投稿を探し出し、
その内容に応じて、御礼を述べたり、疑問に答えたり、
あるいは不満に対応するといったサービス活動のことだ。
河野さんは、コールセンターとマーケティングの双方にお詳しく、
かつ、前職でアクティブ・サポートを開発・運用されたこの道のプロフェッショナル。
これから半年間に渡り、ご自身の経験を踏まえて、
注目のアクティブ・サポートのノウハウを披露していただくことになっている。
折りしも、河野さんの連載がスタートする2月号の「マーケティング力向上塾」では、
テレマーケティング・サービス・エージェンシー各社による
「ソーシャルメディア対応支援サービス」にフォーカス。
(株)エヌ・ティ・ティ・ソルコ、トランスコスモス(株)、
(株)ベルシステム24、(株)WOWOWコミュニケーションズにおける
ソーシャルメディアのアクティブ/パッシブ・サポートやプロモーション支援、
ソーシャル・リスニングなどの概要を紹介している。
その他、ダイレクトマーケティング、ネットマーケティング、
コールセンター、CRMなどに関するおなじみの連載も元気に進行中。
トップインタビューは、東日本大震災により社屋を津波にのまれながらも、
生産と消費をつなぐバリューチェーンを手がかりにビジネスを再開したという、
(有)三陸とれたて市場 代表取締役 八木健一郎さん。
個人的には、本号の中でも最も印象に残る編集企画となった。
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