ニューオリンズ

2005年9月18日

このブログに書こうと思いつつも、書きそびれていたことがある。
そう、ハリケーンの被害を受けたニューオリンズのことだ。
被害のあった直後にテレビで見たニューオリンズの街は沼地のようで、
そこを何食わぬ顔でワニが泳いでいたのが印象に残った。
そして昨日は、傷ついたイルカが保護されたと報じられていた。
私は数年前、米・Direct Marketing Associationの大会視察で、
ニューオリンズを訪れ、すっかり虜になってしまった。
私はそもそもブルースやR&Bが好きで、
学生時代には自らバンドを組んでいたこともあるが、
数年前に訪問したニューオリンズの街は、
日夜を問わずジャズはもちろんこれらの黒人音楽であふれ、
また、ゆったりした時の流れと温暖な気候が、
旅の緊張感を忘れさせてくれたものだ。
また、ニューオリンズは、植民地時代のフランスやスペインの味、
奴隷として連れて来られた黒人が持ち込んだアフリカの味など、
世界各国の味が混ざり合った独特の料理でも知られる。
ケイジャン料理やクレオール料理がそれだ。
私も現地を訪れたときには、ガイドブック片手に、
朝から晩まで(と言っても昼はDMA会場内で食べることになるのだが)
ガンボやシュリンプクレオールなどのニューオリンズ料理を、
歩ける限り、そしてお腹に入る限り食べ、
最後はブルースやR&B、ジャズのライブをやっている店で、
浴びるほどブルースを聴き、そしてバーボンを飲んだものだ。
そのニューオリンズの街がハリケーンに見舞われ、
多くの被害者を出し、未だに機能していないことを思うと心が痛む。
被害を受けた方々にお悔やみ申し上げると同時に、
あの大好きな街の1日でも早い復興を心から祈っている。