カスタマーサポートのコールセンター

2007年4月22日

先週の木・金と、2日連続して、久々にPC関連のコールセンターのお世話になった。
理由は、自宅のPCのネット接続が不調になったため。
私はこのブログ、「通勤電車」を書いていることに加え、
締め切り間際の週末には、自宅で原稿チェックをすることも多いので、
ライターから原稿がメールで送られてくることもしばしば。
自宅のネット環境が不調では、まったくもって仕事にならないのだ。
振り返ってみれば、ここ数週間ぐらい、ブラウザーソフトもメーラーも
立ち上げに妙に時間を要するようになっていたのだが、
木曜日の早朝にブログを書こうとすると、
その不調はいよいよ深刻化し、ブログどころではない状況を呈していた。
そこで、「・・・ったく!」と思いながらも、
ISPのコールセンターがオープンするや否や電話をかけた。
私自身は、そのISPから提供を受けているセキュリティサービスの不調か、
あるいは最新のウィルスにでも感染したのかと思っていたのだが、
小1時間ほどのやりとりの挙句、PCの不調が疑われるので、
PCメーカーのコールセンターに問い合わせるように言われた。
「えー? ハードが壊れちゃったの?」とますます気が重くなった私だが、
ただでさえ出勤時間を過ぎていることに加え、
午前中に来客の予定があったことから、木曜日は修復を断念して出勤。
帰宅後、念のためにとウィルスチェック、スパイウェアチェックをするが、
1時間以上かかって、怪しいものは何ひとつ検索されない。
そして翌日の金曜日。PCメーカーのカスタマーサポートに電話を掛け、
事情を伝えると、しばしのやりとりの後に、
問題はISPが提供するセキュリティサービスの可能性が高いので、
再びISPに電話をしてソフトをいったんアンインストールし、
それでもまだ不調かどうかを確認するように言われた。
「あー(電話のたらいまわしが)始まっちゃったよ!」と思いつつも、
やむなく再びISPのコールセンターに再び電話を掛け、
問題のソフトをアンインストールすると、トラブルはあっけなく解消。
つまりは、セキュリティ関連のソフトの不具合ということで、
これをダウンロードし直して、再インストールすることで、
自宅のPCからのネット環境は元通りに戻った。
都合、所要時間は4時間ほどに上るが、
いつものことながら、これって何とかならないものかと思う。
特に今回の場合は、ISPはPCの不具合のせい、
PCメーカーはISPのサービスのせいだという見解の相違の間で、
双方のお客様である私は、あちこちのコールセンターを右往左往。
4時間のうちコールセンターに電話していた時間は2時間半ぐらいだが、
最初の電話で不調の原因が特定できていれば、半分の時間で済んだはず。
企業もユーザーも倍の時間をかけて、儲かるのは電話会社ばかりである
(あっ! 各々のコールセンターが、テレマーケティング・エージェンシーや、
派遣会社を利用しているとすれば、そこも儲かりますね)。
でもこれって、コールセンター内部の問題と言うよりも、
企業の基本的な考え方、もっと言えば、業界の問題と言えそうです。