「生活の木」にインタビュー

2007年12月14日

先週、今から30年前に、ハーブ、アロマテラピー文化を日本に持ち込んだ
「生活の木」にトップインタビューを行った。
同社では、その今日に至る歩みを、下記のように位置付けているとか。
1977年~:ハーブの用途開発を行った創世記
1987年~:ハーブによる街興しをきっかけとした普及期
1998年~:ハーブとアロマテラピーの隆盛期
2007年~:ハーブとアロマテレピーにより社会貢献を行う時期
同社は基本的にハーブ&アロマテラピー関連商品のメーカーとして
商品の卸売りを行う一方、B to Cの通信販売、店舗販売も行っている。
現在の商品ラインナップは、ポプリからハーブティー、
バスハーブに至るまで約2,500アイテム。
同社が店舗展開を本格化したのは1987年~とのことだが、
当時、原宿の表参道と明治通りの交差点からほど近いところにある
「生活の木」に、何度か足を運んだことがあるのを懐かしく思い出した。
それから約20年の間に、同社は単に商品を製造・販売するだけでなく、
スクールやサロン、旅行など、ハーバルライフにかかわるさまざまな事業を展開、
今日では50億円を売り上げるまでに成長している。
約1時間におよぶインタビューの中で印象に残ったのは、
“お客様がお客様を広げる”というロイヤルカスタマー戦略。
同社では“物”よりも“情報”や“知識”へのお客様ニーズが高いとして、
2000年以降、スクール事業を強化してきたのだが、
スクール講師への応募者のほとんどは同社のロイヤルカスタマー。
つまり、ロイヤルカスタマーがスクールの受講生に
ハーバルライフの情報や知識を提供することで、
将来のお客様を育成してくれるという好循環が発生しているのだ。
また、同社のファンであるスクール講師たちは、
自ら主体的にさまざまなハーバルライフのアイデアを持ち込んでくるので、
それが同社の新商品開発につながることも珍しくないという。
昨今では、ブログなどのCGM(Consumer Generated Media)を駆使した
口コミマーケティングが全盛だが、そうした時代だからこそ、
このように手間隙を賭けたリアルな世界での取り組みが新鮮に感じられる。
■取材のこぼれ話■
インタビュー終了後、私は社長室に置かれていた
「スチーム式アロマ加湿器」(写真)をお買い上げ!!
喉が弱い私は、かねてより医者に加湿器を薦められていたのだが、
なんとこの加湿器は、備え付けのカップにアロマオイルを注ぐことで、
スチームとあわせて、お部屋にアロマの香りが漂うというもの。
喉に良いアロマオイルを選べば一石二鳥! と思ったのが購入の理由。
ティートゥリーとペパーミント、ユーカリの3つのアロマオイルが
セットになっていて、実際に使ってみるとなかなかいい感じです~と、
なんだかアフィリエイトのようになってしまいましたが、
このサイト経由で商品を買っても、私には一銭も入りません。念のため。